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★運命を変えた『私の体験』 | |
若い頃、ろくに勉強もせず、偶然、知った秘符をカバンにいれて会社が必要としていた国家資格の試験に臨んだことがあります。結構、勉強しなくても、自信があったので合格すると思っていましたが、残念ながら不合格でした。 さすがに私も反省し、翌日から、1年先の合格を目指して勉強を開始しました。翌年は、しっかりと勉強していたので、テキストのどの部分が出題されても解答する自信がありました。 念のため、「試験合格の秘符」も持参し、配布された試験用紙を開いたとき、私はあ然としました。試験の内容が去年までのテキストのものと全く違っていたからです。正直、私は泣きたい気持ちでした。1年間、この資格取得のために勉強してきた苦労が一瞬にして無駄になってしまったからです。しばらく、試験用紙を眺めていたのですが、それでも全力だけは尽くしたいと思い、今まで勉強してきた内容を参考にして、すべての解答を記入して帰宅しました。 当然、一緒に受験した会社の先輩や同僚も「全く、出来なかった。」と言っていました。私は、今年も不合格だと思い、とても暗い気持ちになっていました。 しかし、その年、会社で合格通知が届いたのは私だけだったのです。さすがの私も驚きました。内容的には不合格だった去年よりも自信がなかったからです。私には、どう考えても「試験合格の秘符」の力だとしか考えられませんでした。 これを皆さんがどう判断されるかは自由です。本当は偶然だったのかも知れません。1年間、一生懸命努力した者に神様がそっと力を与えてくれたのかも知れません。幸福の天使が私の鉛筆を動かしてくれたのかも知れません。でも、結果は他の者は不合格で、私は合格だったのです。 この事実だけは受け入れざるを得ませんでした。 |
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